IT系MENSA会員の何気ない日々

IQ・MENSAに関する情報箱です

MENSA 上位2%は凄いのか?

MENSAとは

MENSA(メンサ)とは、1946年にイギリスで創設された、全人口の内上位2%のIQ(知能指数)の持ち主であれば、誰でも入れる国際グループです。

メンサは、世界100ヶ国以上、10万人以上の会員を持つ国際的グループです。

メンサはメンバー同士の知的交流の場を提供します。その活動は、講義、ミーティング、会報、特定の趣味を持つグループ、 地域レベル・国レベル・世界レベルのイベントによる交流を含んでいます。

そして知能に関するプロジェクトでメンサの内部や外部の研究者への協力を行います。

 

上位2%は凄いのか?

まず「凄い」という表現が曖昧ですね。しかし(まぁこういう意味で使っているのだろう)というものはわかります。

凄い頭が良い、凄い頭の回転が早い、凄い勉強ができる、あたりのイメージでしょうか。

上位2%という表現は、イメージでは少なく感じます。2%は人数で表すと50人に1人ということになり、1クラスに1人は居ることになります。少し凄いイメージが薄れてきましたね。

日本の人口は2019年時点で1.26億人ですので、252万人が上位2%にあたります。世界の人口は2019年時点で76.7億人ですので、1億5340万人が上位2%にあたります。

こう書くとそこまで少数ではない、凄い集団ではないということがわかります。

さらにIQが高い人の集団というのは実は世の中には結構存在します。Wikipedia高IQ団体というページが有り、16個ほどの著名な団体が掲載されています。かなり高い知能指数を条件とする団体がMENSA以外に多く存在することがわかると思います。寧ろMENSAはその中では低い条件の方でしょう。

 

2%の意味とは?

では、何故MENSAでは上位2%を設定しているのかということになりますが、私は次のように考えます。

 

①ある程度コミュニケーションが円滑にとれる人数を維持する。

 ①-1 条件に該当する人が勝手に登録されるような集団ではない。

 ①-2 MENSAの目的に共感し、且つ入会テストを自らの意思で受ける必要がある。

②高IQを条件とし知的刺激を相互提供する狙いがある。

 ②-1 高IQの上位を条件とすることで会員がお互いに刺激し合える。

 ②-2 条件を設けることで目的達成へ向けてエネルギーを使う意識が生まれる。

 

2021年の日本MENSAの会員数は約4,700人とされており、上記の項目に対して丁度良い人数であると言えるのではないでしょうか。

 

まとめ

上位2%はそこまで凄い人を選別する効果は無さそうです。

但し、目的に対して効果がある人達と人数を集めることが出来る丁度良い条件であると言えるでしょう。